化学実験>触媒の力―役割とは

さて前回のページでの通り今回は、触媒についての話をしていきたいと
思います。
触媒とは、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、自身は反応の前
後で変化しない物質のことをいいます。
先ほども話したように、反応を助ける働きをしています。
しかしその触媒自体は反応いていないという点が大事なポイントですの
で注意してください。
触媒と聞くと、なかなか聞きなれていないという方も多くいらっしゃる
とは思います。
しかし触媒は私たちの生活の中に多く用いられていて、思っている以上
にいろんなところに使われています。
例えば、まず先ほど話したように我々の体の中にも触媒は存在していま
す、酵素とよばれています。
また他にも現在のカイロには用いられていないものもありますが、白金
が触媒として用いられていたカイロもありました。
このように触媒は、我々の生活から切っても切れない存在なもののよう
になっています。
次のページは触媒の働きを確認する実験をしていきたいと思います。