化学実験>反応熱―ホッカイロの原理

前回はホッカイロを作ってみました、振った後はどうなりましたか、
暖かくなってきたのが感じられたでしょうか、暖かくなってきたのを感
じることができればこの実験は成功です。
では具体的にホッカイロの原理について説明します。
反応熱を利用しているのは前のページで述べた通りなんですが、鉄の酸
化の反応は身近にも鉄が錆びていくということが見られるとは思います。
しかし、錆びた鉄を触ったとしても熱くはありません、実際に触ってみ
てください。
一般的に、鉄が錆びていく現象とはとてもゆっくりと進んでいきます。
鉄の反応を早めるために、今回は食塩水を用いました。
普段から雨など、水に濡れやすい状態だと錆びやすいのはわかると思い
ます。
また、鉄の棒などは酸化する速度は遅いのですが、鉄粉のように粉であ
れば鉄自体の表面積も大きく、反応しやすくなります。
このように反応速度を速めることで反応熱が発生して、ホッカイロとし
て暖かくなるのです。